二段階胚移植について
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二段階胚移植について
① 二段階胚移植とは?
同じ周期に、3日目胚と5日目胚の移植を行う治療法です。
② 目的
着床不全に対する治療法として、1999年に考案された治療法です。着床時期に関して胚と子宮内膜はシグナル交換をしており、胚は着床に向けて子宮内膜の局所環境を修復していると考えられています。
初期胚で子宮内膜の胚受容体を高め、さらに選択された胚盤胞を移植することで着床率を上げることが考えられます。
③ 対象となる患者様
形態的な良好胚を複数回、移植したにも拘わらず着床に至らない方。
④ 治療の方法
排卵日相当日から、3日後と5日後に移植を行います。通常の胚移植と変わりありません。
⑤ リスクについて
子宮の中に胚が二つ存在することになるので、双子以上の多胎のリスクが上昇します。
多胎は母体においても胎児においてもリスクとなります。母体の早期からの入院管理や早産による児のNICUでの管理が必要になる場合もあります。
⑥ 治療後の注意点について
検査後数日は少量の出血がみられることがあります。
検査当日は、入浴(シャワーのみOK)、飲酒、激しい運動、性交渉は避けてください。
念のため感染予防に二日間抗生物質が処方されます。医師の指示通り服用してください。
(抗生剤にアレルギーがある方は必ずお申し出ください。)
38度以上の高熱、生理の時より多い出血、激しいお腹の痛みが出る場合は、ご連絡ください。
⑦ 費用について
保険が適用されないため、自費で120,000円です。先進医療として認められています