基礎用語集2
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タイミングを持つ | 排卵と思われる日に性交渉を持っていただくこと。タイミング法。 |
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排卵 | FSH・LHの作用によって卵胞が育ちE2がある程度上昇すると、LHサージが起こります。サージが起こってから30-36時間後に、卵子を包む卵胞の表面が薄くなり、腹腔内に卵子が押し出されます。 排卵した卵子の受精能力は24時間以内と言われています。 *ちなみに…左右交互に排卵が起こる、と教科書に書いてありますが、臨床的には(皆さんの排卵の様子を見させてい頂くと)、そうでもないことがほとんどです。 |
頸管粘液 | 子宮頚管は常に分泌物で充満されています。その分泌物を頸管粘液と言い、それは月経周期によって変化します。卵胞が育ち、E2が上昇してくると、精子を遡上させやすくするために、分泌量が増え、サラサラで伸びる状態に変わります。排卵後は、頸管粘液は量が減り、性状は固くなり、子宮の入り口に栓をするような状態に変わります。 |
子宮内膜 | 卵胞が育ちE2が上昇してくると、子宮にも変化が起こります。受精卵が着床する場所になるので、そのための準備を行います。E2が上昇することで、子宮内膜が厚くなり、排卵した後のP4の作用により、着床しやすい状態に変化(脱落膜化)をします。 |
血中ホルモン | 月経3-5日目に行う採血を、当院ではこう呼んでいます。 |
検査 | FSH・LH・E2の基礎値をチェックします。AMHと照らし合わせ、卵巣の状態をおおよそ把握することができます。また、プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)というホルモンもチェックします。 |
卵胞チェック | 排卵間近の卵胞が育ってきているかどうかを、超音波検査でチェックします。タイミング法(フーナーテスト)・人工授精では、治療日を決定する大事な検査です。排卵日と思われる2-4日前に来院してください。 月経周期が不順な方は、一番短い月経周期に焦点を当て予測しましょう。その周期の卵胞の育ち具合により、治療の日にちを決めるために、数回卵胞チェックをする必要性があります。 |
フーナーテスト | 性交後試験とも言います。当院では、指定された日の朝・もしくは前日深夜に性交渉をもっていただき、30分の安静をとった後来院し、頸管粘液と膣円蓋(膣と子宮の入り口の境目)にある分泌物を採取し、その動いている精子がいるかどうかをチェックします。頸管粘液の検査では、一視野に5-10匹動いている精子がいれば正常です。お渡しする用紙はこのように記入されます。 10/20と書いてあると、20匹中10匹が動いているということになります。 |
排卵確認 | IUI当日に観察をした卵胞が、なくなっているかどうかを確認できます。 超音波検査で黒い水たまりのように見えていた卵胞がなくなっています。 |
高温期検査 | 高温期6-8日目に行う検査です。着床する場所である子宮内膜がしっかり厚くなってきているかどうかを超音波検査で確認し、採血で排卵後にでてくるP4がしっかり出ているかどうかを確認できます。 |