SEET法について
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SEET法について
SEET法とは?
子宮内膜刺激胚移植法のことです。採卵周期に、胚盤胞培養を行った胚と培養液を別々に凍結保存しておき、胚盤胞移植の2~3日前に凍結保存しておいた培養液を融解して子宮内腔に注入する治療法です。
目的
胚を培養した培養液には、子宮内膜胚受容促進に関する胚由来因子が存在することが期待されています。先に培養液を戻すことで、子宮内膜を着床しやすい状態に変化させ、その後胚移植を実施することで妊娠率の向上を期待します。また、同様の理由で二段階胚移植が行われることがありますが、その治療法は多胎のリスクが生じます。SEET法は複数胚を移植するのではないので、多胎を回避することができます。
対象
形態的な良好胚を複数回、移植したにも拘わらず着床に至らない方。
治療の方法
胚移植が決定したら、移植の2~3日前に来院して頂き、胚移植と同様の処置を行います。
治療後の注意点
検査後数日は少量の出血がみられることがあります。
検査当日は、入浴(シャワーのみOK)、飲酒、激しい運動、性交渉は避けてください。
念のため感染予防に二日間抗生物質が処方されます。医師の指示通り服用してください。
(抗生剤にアレルギーがある方は必ずお申し出ください。)
38度以上の高熱、生理の時より多い出血、激しいお腹の痛みが出る場合は、ご連絡ください。
費用について
保険が適用されないため、自費で40,000円です。先進医療として認められています。