子宮内膜スクラッチ法について
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子宮内膜スクラッチ法について
① 子宮内膜スクラッチ法とは?
胚移植を行う前に子宮腔の中を故意に傷つける(スクラッチ)ことで妊娠率の向上を期待する方法です。
② 目的
子宮内膜に傷をつけることで局所から修復を促すサイトカインなどが分泌されます。胚が着床する環境でも同様の因子が分泌されることが分かっています。着床しやすい子宮内環境を、子宮内膜を傷つけることで故意に作り出すことを目的としてす。
③ 対象となる患者様
形態的な良好胚を複数回、移植したにも拘わらず着床に至らない方。
④ 治療の方法
胚移植の前の周期の排卵日まえに一度受診をしていただき卵胞チェックをし排卵日を予測します。その排卵日の数日後の黄体期に来院していただき、子宮内に器具を挿入し内膜を擦過します。
⑤ 治療後の注意点
処置後数日は少量の出血がみられることがあります。
処置当日は、入浴(シャワーのみOK)、飲酒、激しい運動、性交渉は避けてください。
念のため感染予防に二日間抗生物質が処方されます。医師の指示通り服用してください。
(抗生剤にアレルギーがある方は必ずお申し出ください。)
38度以上の高熱、生理の時より多い出血、激しいお腹の痛みが出る場合は、ご連絡ください。
⑥ 費用について
保険が適用されないため、自費で10,000円です。先進医療として認められています。